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社局のお仕事 -バスまつり特別編-

社局のお仕事 -バスまつり特別編- 京都市交通局
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京都市交通局って、どんな社局?

通勤、通学、おでかけと日々使う電車にバス。毎日のように使っているけど詳しくは知らない、そんな交通機関の知られざる舞台裏のお仕事をお伝えするこのコーナー。今回「バスまつり特別編」としてご紹介するのは京都市ほぼ全域の運行をカバーする京都市交通局。京都ならではの名所や旧跡を結ぶルートが多く、観光客にも多く利用されている。お伺いするのは、営業推進室の西本亮祐さん。バス停やターミナルで、お客様のご案内をする際、「市バス、いいね」とお声がけいただく時、「交通局で仕事をしていて良かった」と実感しているそう。そんな西本さんがいる京都市交通局、まずはその歴史から伺いました。

——京都は歴史ある建築物が多く点在していますが、路線バスは、いつ頃から運行されていたのでしょうか?

西本さん「本市交通事業は、明治45年に開業した市電の営業から出発しています。昭和に入ると産業の発展に伴い人口が一層都市部に集中し、市内の輸送需要も著しく増加したこともあり、市周辺部の交通便益向上と市電の補助機関として、昭和3年に市バス事業をスタート。市域の発展に伴い路線を拡大しながら、昭和27年に地方公営企業法の適用を受け、市民の足としてたくさんの方にご利用いただいていました」

——その後も多くの市民の方々が市電や市バスを利用したと。

西本さん「いいえ、モータリゼーションなどによる急激な環境の変化により市電のお客様が漸減し、財政状況が悪化したことから、昭和53年9月末をもって市電を全廃し、路面交通を市バスに一本化することとなりました。一方で、昭和56年5月に地下鉄烏丸線を、平成9年10月に東西線を開業し、それぞれに路線を延伸することにより、今日の広域的な鉄道ネットワークを形成できました」

昭和36年当時の市電が走る様子

——社局の皆さんの努力の賜物ですね。現在では市民の方々や観光のお客さんには欠かせない乗り物だと思います。

西本さん「皆様にご乗車いただいてとてもありがたいです。本市としては『歩くまち・京都』をリードする市バス・地下鉄の機能向上を図り、将来にわたって市民の足としての役割を果たせるよう市バス路線・ダイヤの更なる充実やお客様の利便性向上に努めています」

——ところで『歩くまち・京都』とは何ですか?

西本さん「京都市が進める「人と公共交通優先の歩いて楽しいまちづくり」を目指した取組です。京都市内のバス・鉄道の路線や運賃、所要時間を調べることができるアプリの展開など、より多くの皆様に公共交通をご利用いただけるよう励んでいます」

——確かに車よりバスの方が効率的に観光できますね。

西本さん「はい。さらに金閣寺・銀閣寺・清水寺などの観光名所と京都駅などの主な鉄道駅やバスターミナルを結ぶ観光系統(100号・101号・102号・104号・105号・106号・110号・111号)も運行しています。今年の春から一目で分かる車体デザインやヘッドマークをつけて運行しています。観光にはぜひご利用ください」

——京都市は人気の観光地だから乗客の方も市民だけでなく外国人など様々でしょうね。

西本さん「そうですね。またご年配の方や障害をお持ちの方など、どなたでも利用しやすいバス環境を整えています。そのため本市ではノンステップバスを基本とした低床型車両を積極的に導入。ノンステップバスの導入比率は、国土交通省が目標値として掲げている70%を大幅に上回る96.5%になりました(31年3月現在)」

乗車客にやさしいノンステップバス


うちの社局はココが自慢!

——先ほどの話にも出ましたが、京都のバスだけあって路線には観光地がたくさんありますね。

西本さん「そうですね。有名観光地だけではなく、市バスが走るエリアすべてが悠久の歴史を刻み続けた『名物』であり『観光地』であり、本市バスエリアの特徴だとも考えています。また、京都市内中心部は碁盤の目のつくりをしており、通りにはそれぞれ名前がついているのはご存知ですよね。場所を表す際、例えば『烏丸御池』など、縦(烏丸通)と横(御池通)の通り名を組み合わせて表現します。市内中心部の停留所名は、おおむねこのような停留所名ですのでわかりやすく、非常に京都らしい響きをしています」

——なるほど。確かに美しい名前が多いですね。

西本さん「京都市には多くの寺社仏閣があり『祇園』や『金閣寺道』なども京都らしい停留所名となっています」

——ほかにはなかなか見ることのできない停留所名ですね。今度観光に訪れた際はバスを利用します。

西本さん「ぜひ。地下鉄と組み合わせたご利用をオススメします。まず、地下鉄で乗換地までスピーディーに移動し、目的地まではバスをご利用下さい。バスは観光地のすぐ近くで停留するので本当にアクセスが便利です。これからもたくさんの方にご利用いただき、京都の魅力を知っていただきたいです」

目当ての観光地に迷わず行けて便利

——おすすめの運行ルートはありますか?

西本さん「南禅寺・平安神宮などの寺院・神社をはじめ、ロームシアター京都、京都市動物園などの文化施設が集まる岡崎地域と、街中の河原町三条、四条河原町を結ぶ路線『京都岡崎ループ』があります。岡崎地域の魅力をデザイン化したラッピングを施してある、専用の小型バスです。見た目もころんとしていてかわいいですよ」

「岡崎ループ」この色の他に、もう一色あります。ぜひ岡崎地域で探してみてください!

——ありがとうございます。ところで、媒体なども利用して沿線の魅力を伝えているとお聞きしたのですが?

西本さん「はい。『おふたいむ』(http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000078335.html)というリーフレットは月1回発行しており、季節のテーマに応じたスポットを紹介しています」

毎月発行のおふたいむは京都の旬な情報をお届け

——リアルな情報を発信しているわけですね。

西本さん「スポット紹介だけではなく過去には市バス・地下鉄運転士が名所を紹介した号もあるんですよ」

——楽しそうな誌面ですね。

西本さん「HPでバックナンバーを掲載していますので、ぜひご覧になってください」

——普段はどこに設置されているのですか?

西本さん「バスの車内や地下鉄の各駅、宿泊施設、図書館などに設置しています。これからも皆様の知りたい情報を掲載できるよう、スタッフ一同励んでまいります」


バスまつりではココに注目!

——2年越しのバスまつりとなりましたが、注目ポイントを教えて下さい

西本さん「会場となる岡崎の地にある平安神宮へ何度か足を運び、晴れることを祈願してきました。今年は晴天のもとで、バスまつりを開催できると信じています。一昨年、昨年と開催できなかった残念な思いを今年のバスまつりに思い切りぶつけていきたいと考えています」

——具体的にはどのようなグッズなどを販売される予定でしょうか?

西本さん「毎年ご好評をいただいている『方向幕タオル』を今年も出品します。バス前方の方向幕と同じサイズの『バスタオル』で、観光地+世界遺産関連をテーマに、路線を選びました」

——会場は京都、まさにお膝元での開催ということで地元としての意気込みを聞かせてください。

西本さん「個人的な話にはなりますが、今年、私自身直接担当するのは初めてで、準備作業は大変ですが、チームの一員として様々な社局の皆さんと連携して『バスまつり』を創りあげていくことは、やりがいのあることだと感じています。また、会場となる京都の社局であることから、京都開催のバスまつりにおいて、他の社局の皆さんが、自社のPRを存分にしていただけるように、また、住民・観光客を含めた皆様に、バスについての理解を深めていただけるように、下支えをしてまいりたいと思っています」

これまでのイベントでの廃品販売の様子

——それでは最後に、読者の皆様に向けて一言お願いします。

西本さん「今年は6年ぶりとなる地元・京都開催です。昨年は残念ながら台風で中止になってしまい、今年こそはと楽しみにされているお客様も多いと思いますので、昨年の分まで盛り上がる内容にしたいと思います。日頃から市バスをご利用いただいているお客様やファンの皆様への感謝の気持ちを込めて、楽しいイベントになるよう準備しておりますので、ぜひ会場へお越しください。ご来場を心よりお待ちしております」

京都市交通局
http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/

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