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社局のお仕事 -バスまつり特別編-

社局のお仕事 -バスまつり特別編- 阪急バス
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阪急バスって、どんな社局?

通勤、通学、おでかけと日々使う電車にバス。毎日のように使っているけど詳しくは知らない、そんな交通機関の知られざる舞台裏のお仕事をお伝えするこのコーナー。今回「バスまつり特別編」としてご紹介するのは、1927年創業の阪急バス。そんな長い歴史を持つ阪急バスの自動車事業部業務課・堀雄樹さんに伺ってみました。

——はじめに、阪急バスというとかなり広域なエリアを走られている印象があるのですが、実際、路線バスで言うとどの程度のエリアを走られているのでしょうか?

堀さん「一般路線バスでは大阪府、兵庫県、京都府を運行しており、大阪府・兵庫県の北摂エリア一帯と、阪神エリア、京都府の長岡京市や向日市、今回バスまつりが開催される京都市も一部運行エリア内です。また、高速バスでも大阪梅田の阪急三番街ターミナルから、西は四国・中国方面、北は信州・北陸方面まで毎日運行を行なっております」

——やはり随分広いエリアですよね。これは、阪急電車の路線に合わせてバスも走っている、と?

堀さん「基本的には、そうですね」

——創業は1927年ということですが。

堀さん「はい。1927(昭和2)年7月24日、兵庫県西宮市の夙川河畔に約4㎞の路線を運行する「摂津遊覧自動車株式会社」として、バス5両で営業を開始しました」

——エリアも当初から広域だったんですか?

堀さん「徐々に増えていったという感じですね」

——なるほど。ちなみに、これだけ広域だとかなりのバスの台数が必要でしょうね?

堀さん「弊社には一般、高速など色々車両がありますが、皆様の生活の足として動いている乗合バスでいうと、大体890台弱ありますね。ちなみに、高速や貸切の車両も合わせると、1,000台前後の車両数となります」

阪急バス公式ウェブより。色付けされている市町の路線を運行している。黄色のラインが引かれているところすべて、阪急バスが停車する駅。これでもおさまりきらず。流石に広い。

——やはり多いですね! これだけの規模というのは、なかなか全国でも珍しいと思います。ちなみに、車体の塗装はずっとこの色でしょうか?

堀さん「そうですね。正直な話、この色になった経緯を知っているものがもう会社にいないくらいで」

——ずいぶん前からこの色ということですが、これ以前の色というのは?

堀さん「基本的にはほぼずっとこの色だったのですが、1960年代は、現在の車両ボディの青い部分がメインのカラーでした。もともとボンネットがあるようなバスだったのですが、そのボンネットに差し色みたいなかたちで現在のメインカラーであるベージュが入っていました。それ以降は、ほぼこの感じの色になります」

——阪急は、鉄道もそうですが、色をあんまり変えないという社風(?)がありますね。

堀さん「あまり色の変更はしていないのですが、現在、違う色で運行しているのが実はあります。ハイブリッドバスで、白がメインカラーになっています。通常の車両はメインカラーのベージュに赤と青と白(トリコロール)でラインを引いているのですが、ハイブリッドバスは白がメインカラーになっていますので、3色の白の代わりにベージュのラインを入れています。阪急バスの一般路線ではベージュがメインカラーのバスと白がメインカラーのバスが走っていますね」

——白い方はハイブリッドなんですね。その他、違うカラーのものもありますか?

堀さん「高速バスタイプの車両も車体の色が違い、白ベースに、黒とマルーンカラーのラインが入った塗装になっております。車両についても60両くらいありますね」

——なかなかの数ですね。もはや地域の交通手段という領域ではないような。

堀さん「阪急バスの企業理念で、理想像として「人とまちに優しい阪急バス」と掲げておりますが、府県をまたいでエリアがありますので、小さな地域というよりももう少し広い意味での社会のための交通手段である、ということが言えるかも知れません」

——なるほど。エリアが広域になれば、同じ交通手段でも生活と観光などという役割がかわる部分があるということですね。

堀さん「そうですね。当社は、地域の方の生活交通として利用される路線が多いのですが、観光路線としては、神戸市の有馬温泉にアクセスする路線が挙げられます。西宮方面、芦屋方面、宝塚方面、三宮方面等、路線バスでアクセスできるほか、大阪梅田の阪急三番街ターミナルや京都駅八条口から高速バスでもアクセスできる人気の観光地で、お得な企画券等も販売しておりますので、ぜひチェックしてみてください!」

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うちの社局はココが自慢!

営業エリアが全国的に見ても広域なバス会社である阪急バス。そんなお話から現在、走行中のバスの種類について話して頂いた前回。続きは、安全運転についての話です。オリジナルの方法で安全運転教習をおこなっているそうですよ。

——引き続きバスの話をお聞きしたいのですが、阪急バスには、教習用の特別バスがあるとお聞きましたが。

堀さん「はい、教習車は合計10両弱あるのですが、それとは別に教習用の特別なバスが1両だけあります」

——それはどういった車両になるのでしょうか?

堀さん「正式名称は、安全運転訓練車と呼びまして、2007年12月に導入されました。10台のドライブレコーダーで同時に録画し自身の運転操作映像を教官と共に振り返り安全運転教習や運転習熟訓練を行ったり、モバイル型アイマークレコーダーEMR-9を搭載して、目の動きを録画し、注視ポイント等の指導を受けたり、車内に設置されたメスシリンダー装置を作動させ、走行中の燃料消費を可視化し省燃費運転テクニックを学んだり、そういった訓練を一通りできるようにしています」

こちらが、安全運転訓練車。外観は、ほかの阪急バスとかわらないけれども
中には、指導員が運転を見守れる席が合ったり、指導員が運転士に対して、注意力をテストできたりとさまざまな設備が。

——これがあることによって随分安全やエコの向上につながっている、と?

堀さん「乗務員はかなり意識すると思いますので」

——なるほど。運転できるようにする訓練ではなく、より安全により環境への配慮をということを意識付けするってことですか。

堀さん「そうですね。営業所単位で燃費率の向上を表彰していますので、環境に対する意識は高いのかなと思います」

——「今月はこの営業所がトップでした」というように発表をすると?

堀さん「はい。一定期間を定めて、この営業所がこれだけ少なかったです、や前回に比べて割合的にこれだけ少なくなりましたというようなかたちで表彰させてもらっています」

——そういう取り組みをして、意識付けをしているということですね。この訓練車ですが、機械操作でいわゆる特殊車両というようなところを感じさせる一方で、後ろの扉から手を出しているのを再現するものは、非常に手作り感を感じさせます。また、乗客のおばあさんの顔を描かれているのも親近感が湧きますね。

上記2つが訓練車の車内にある装備。閉める際に後部ドアに手を挟む恐れのひとがいないかなど注意して見る必要があるため、
簡易的だけれどもこういったものを用意して、常に気を使う訓練を行っていこうという意識の現れ。

堀さん「やはり、お客様が乗ったことを確認するであったり、ちゃんと座ってから発車するという基本的なことを学べるというのは大きいと思います。ここまでいろいろ付いている訓練車は他社ではないんじゃないかと思います。乗務員が安全で環境に優しい運転を行なえるよう、安全運転訓練車という特殊なバスを導入して乗務員教習を行っているのです。」


バスまつりではココに注目!

——2年連続で悪天候のため中止となってしまいましたが、今年は、どんなものを出品されますでしょうか?

堀さん「今回のバスまつりに出品する目玉商品は、なんといっても新しくなった『阪急バストミカ(900円)』です。2017年に阪急バス創立90周年を記念し発売した『阪急バストミカ』が、おかげさまで早々に完売し、多くのお客様から再販の要望があったため、今回、モデル車種を新型の三菱エアロスターに変更し、新たに販売を開始しました!!超大人気商品ですので、バスまつり当日も数量限定での販売とさせていただく予定ですが、まだ阪急バスのトミカをお持ちでない方も、『新型になった阪急バストミカが欲しい!』というお客様も、ぜひ、阪急バスブースにお立ち寄りいただければと思います!」

——これは喜ばれる方も多いのではないでしょうか?

堀さん「そうですね。この機会にぜひご購入いただければと思います。他にも自社グッズやスルッとKANSAIグッズを20種類以上販売する予定ですので、見て行っていただけるだけでも楽しいブースになるかと思います!」

車両モデルを変え、新たに販売する『阪急バストミカ』。数量限定です。お早めにお買い求めください!

——今年はようやく開催で、待ち焦がれているファンの方もいらっしゃると思います。どのようなバスまつりにしたいとお考えでしょうか?

堀さん「会社としての今回のバスまつりでは、昨年、展示予定だった『三菱ふそうKL‐MS86MP』を再び展示する予定です。『ネオロイヤル』と呼ばれる西日本車体工業製のボディーが特徴のモデルで、昨年も出展の告知をさせていただくと、SNSで多く話題にしていただいておりました。阪急高速バス全盛期の面影を残す最後のモデルで、現在、営業運行も行っていない、引退間近の車両ですので、バスファンの方には、ぜひ記念撮影を行なっていただければと思います。個人的な目標としては、早くも今回で5回目のバスまつり担当となり、バスまつり運営メンバーの中でもかなりのベテランとなってしまいましたので、バスまつり運営メンバーの皆様を引っ張らせていただけるように、活躍してアピールしたいと思っています(笑)」

バスファン必見!引退間近の『西工ネオロイヤル(三菱ふそうKL‐MS86MP)』。ぜひ、写真にお収めください!

——5回目ともなるとベテランですね(笑)。それは、頑張っていただかないといけません。ちなみに、これまでのバスまつりの印象はどうでしたか?

堀さん「やはり、お客様のバスまつりに対する注目度の高さに驚かされます。最近は当社のホームページでも、バスまつりへの出展予定車両や販売予定グッズの告知を行うようにしているのですが、バスファンのお客様がすぐにSNS等で発信してくださり、話題にしていただいていることは、とてもうれしく思っております」

——日常の業務の変化などはいかがでしょうか? バスまつりからなにか学ぶことなどありましたでしょうか?

堀さん「バスまつりの運営は、各社局から仕事内容なども違う担当者が集まって行なっておりますが、運営のための会議中などは、各社局内での立場は関係なく、私のような若手でも、比較的自由に自身の意見で発言させてもらえるため、積極性という部分は、他の業務にも活かされているのではないかと思います」

阪急オリジナルのマスキングテープ。朝から夜までの風景がグラデーションになっていて、
一般の路線バス、夜行高速バスなどが運行している様子が描かれている。こちらも定番の人気商品。

方向幕を模したその名も方向幕タオル。自分の利用している路線の幕もあるかも!

——なるほど。それでは最後に2年連続台風での中止になっているバスまつりですが、今回にかける意気込みなどがあれば、教えてください。

堀さん「とにかく、無事開催され、大盛況で終えることが出来るよう全力を尽くすだけです。もちろん、我々運営スタッフも2年連続で悔しい思いをしてきましたが、一番残念な思いをされたのは楽しみにされていたお客様ですので、お客様にも今回のバスまつりこそは全力で楽しんでいただければと思います!」

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