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邸宅レストラン ル・アン

  • 神戸市須磨区
  • 山陽電車

洋館の周囲には芝生のガーデンと日本庭園

慶応3年(1868年)の神戸港開港から年月を経ること約50年。神戸は須磨の高台に1軒の豪邸が建てられた。館の主は貿易商として成功を収めた西尾類蔵(にしおるいぞう)氏。敷地面積約10,000m²。城のようなこの旧西尾邸には、華族を始めとするトップクラスのセレブのみが招かれたという。門を通り抜け、緩やかな上り坂のアプローチを歩くこと数分……眼前に現れるのは、白く輝く瀟洒な洋館。南側には爽やかな芝生のガーデンが広がり、奥には離れや茶室と一体になった日本式の池泉式回遊庭園(ちせんかいゆうしきていえん)が四季折々の表情を見せる。

 
 

数々のセレブリティを迎えた「社交界の華」

洋館の外観は、平面と直線、アーチ状の窓を組み合わせた、アールヌーボーの流れをくむ本格的なセセッション様式。正面玄関の石段には暖房が仕込まれ、エントランス上部には上品なステンドグラスがはめ込まれている。贅を尽くしたここは、まさに貴賓を迎え入れるための空間。入った先のホワイエ(ロビー、現待合室)には、階段まで続く真紅の絨毯が敷かれ、頭をレトロな照明と網代の意匠が彩る。当時、ここに招かれるのが、神戸社交界におけるステータスの一つだったというのにもうなずける。

 
 
 

かつての紳士淑女気分でモダンフレンチを

そんな旧西尾邸の1階は、現在「邸宅レストラン ル・アン」として利用されている。いただけるのは、伝統が息づくフレンチのエスプリを継承しながらも、どこか「和」のテイストを感じさせる上品で繊細なモダンフレンチ。地元の新鮮な食材をさりげなく使い、斬新で優しい味わいに仕上げられている。おすすめは、選べる6種類の魚または肉料理に、前菜・スープ・パン・デザート・食後の飲み物が付くランチコースの「デジュネA」(3,700円)。大正モダン香る空間で、かつての紳士淑女のように優雅な食事を。

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Data

邸宅レストラン ル・アンHP

邸宅レストラン ル・アン
交通
山陽電車 月見山駅・須磨寺駅徒歩約6分
住所
神戸市須磨区離宮西町2-4-1
電話
078-739-7600
営業時間
11:30~14:00(L.O.)、17:30~21:00(L.O.)
定休日
火曜休