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今西家書院

  • 奈良県奈良市
  • 近鉄電車、奈良交通バス
 
 
 
 

庭木が華やぎを添える苔庭

古き良き門前町の風情を漂わせる奈良町の東端にある「今西家書院(いまにしけしょいん)」は、日本建築の美が堪能できる奈良の穴場スポット。書院北側には飛び石を配した清々しい苔庭が広がり、一年を通してさまざまな庭木が楽しめる。新春、芳しい香りを漂わせる蝋梅(ろうばい)に始まり、春を華やかに彩る梅や陽光桜(ようこうざくら)、枝垂れ桜に牡丹。夏には利休梅・紫陽花・アヤメ、秋はホトトギス・ススキ・紅葉などが風にそよぎ、冬は千両・万両の赤い実や数種の椿が鮮やかに映える。シンプルながらも自然豊かなこの庭は、眺めると心が洗われるようだ。

 
 
 

室町時代の遺構を解説付きで見学

ここは興福寺大乗院家の坊官を務めた福智院氏の旧居宅。大正13年(1924年)に造り酒屋「春鹿(はるしか)」を営む今西家が譲り受け、現在は「今西家書院」として公開されている(入館料350円)。室町時代の書院造(しょいんづくり)の様式を色濃く残す建物は重要文化財。江戸・明治・昭和と度重なる修理を経て、大切に守られながら現在に至っている。一見簡素にも見える造りだが、檜皮葺き屋根や子持ち障子、しとみ戸など、いたるところに光る匠の技。ひと部屋ごとにスタッフが説明してくれるのも嬉しいポイントだ。

 
 

文化財で味わう造り酒屋の限定グルメ

この歴史的にも貴重な建物内では、喫茶や食事をいただくこともできる(要見学料)。現在の所有者が造り酒屋ということもあって、メニューには「酒粕アイスクリーム」(650円)や「春鹿酒粕バウムクーヘンとお飲み物」(650円)など、麹や春鹿大吟醸の酒粕を取り入れたものも。また、3日前までに予約をすれば、平日2組、土日1組限定で「書院御膳」(2,300円)を味わうこともできる。八寸からはじまる品のある食事でひと心地ついた後は、庭に降りて季節の庭木を観賞。日本の美を再確認しよう。

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Data

今西家書院HP

今西家書院
交通
近鉄電車 奈良駅より奈良交通バス
福智院町停下車徒歩すぐ
住所
奈良市福智院町24-3
電話
0742-23-2256
営業時間
10:00〜16:00
定休日
月曜休(夏期・冬期・イベント開催時に臨時休業あり)