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石原ビルディング内 MJB珈琲店 淀屋橋店

  • 大阪市中央区
  • 大阪市営地下鉄、京阪電車

大阪人なら誰もが目にしたことがあるはず! 御堂筋沿い、淀屋橋の南西角にそびえ立つこのビルは、1939年(昭和14年)に竣工した石原ビルディング。1846年(弘化3年)創業の老舗・石原時計店が建築した賃貸ビルで、当初の名称は「淀屋橋中央ビルディング」。今も1階には石原時計店が入っている。外壁の1・2階は黒の石貼り、上階は白のタイル貼り仕上げ。縦の直線を強調したシンプルな外観で、その風格以外、特に何の特徴も無いビルに見える……が、この近代建築ではぜひ内装に注目してほしい。木製のドアを押して入ると、天井にはレトロなシャンデリア、壁は温もりのある大理石貼り。エレベーターの階数表示板も味があって可愛らしい。そしてモザイクタイル貼りの豪奢な階段は圧巻だ。

このビルの地下にある「MJB珈琲店 淀屋橋店」は、根強いファンを持つ名喫茶。赤いじゅうたん敷きの階段を下ると、そこには昭和レトロな雰囲気が漂う広々とした空間が広がっている。明るすぎない照明の中、目に飛び込んでくるのは、赤レンガの壁にステンドガラスの窓。木のテーブルや椅子は磨き抜かれてつややと輝き、近年流行りのセルフ式コーヒーチェーンとは一線を画す、大人のオアシスがここにある。MJB珈琲店は1946年(昭和21年)に創業。最盛期には大阪市内に6店舗あったが、現在は1969年から営業を開始した淀屋橋店を残すのみとなった。調度品の中には開店当時からの現役も多く、退職したサラリーマンが当時を懐かしんで訪れることも少なくない。

 
 
そんなMJB珈琲店 淀屋橋店は、戦後、豆を調達することさえ難しい時代に世界のコーヒーを日替わりで提供してきた。今もそのスタイルは変わらず、「七色の珈琲」(460円)と呼ばれる日替わりコーヒーが常連客を中心に人気を集めている。提供するコーヒーは、毎日必ず豆の焙煎と試飲を2度行ってから。ウインナー珈琲は中米産ほか2種のブレンド豆を、アラビアンはモカベースにドリップ式抽出でと、注ぎこめないほどのこだわりがその一杯に込められている。オムライスにコクのあるビーフストロガノフをかけた、同店の名物「オムストロガノフ」(820円)もぜひ一緒に味わいたい。
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Data

石原ビルディング内 MJB珈琲店 淀屋橋店

石原ビルディング内 MJB珈琲店 淀屋橋店
交通
京阪 大阪市営地下鉄 淀屋橋駅下車すぐ
京阪 大江橋駅下車徒歩約3分
住所
大阪市中央区北浜4-1-1 石原ビルB1
電話
06-6203-0078
営業時間
7:30~22:00(土・祝は~18:00)
定休日
日曜休