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社局のお仕事 -バスまつり特別編-

社局のお仕事 -バスまつり特別編- 和歌山バス
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和歌山バスって、どんな社局?

和歌山市内全域と海南市の一部をメインに運行する和歌山バス。学生さんからお年寄りまで通勤通学や買い物等市民の足として、また、和歌山城やマリーナシティなどへの観光客の足としても日々利用されています。そんな和歌山バスについて、営業課の豊田さんに聞いてみました。

——和歌山バスといえば、メインの利用者というのは、和歌山市民の方でしょうか?

そうですね。一部海南市を走っていますが、和歌山市民の方のご利用が多いです。

和歌山市の観光名所と言えば、こちら和歌山城。和歌山城への観光にも和歌山バスは重宝する。

——和歌山バスの特長のひとつとして、夜行高速バスがあるとお聞きしましたが。

はい。当社の夜行高速バスでディズニーランドへというのが売りになっています。

——なるほど。和歌山発でディズニーランドへというのは、乗り換えもなく楽しそうですね。夜行高速バスと言うと、例えば、関西圏でいうと梅田や難波、三宮まで出て来ないと行けないという、勝手なイメージもありましたが和歌山からも行けるとは知りませんでした。で、こちらの夜行高速バスですが、ディズニーランドが終点ではなく、海浜幕張駅まで行けるんですね?

そうなんです。共同運行会社の成田空港交通さんと毎日交互で運行しており、今日は和歌山バスが和歌山を出発して、翌日の夜は、向こうからくるようなかたちで。その関係上、成田空港交通さんの発着地である海浜幕張駅まで運行させてもらっています。とは言え多くのお客様が、ディズニーランドや、その手前の横浜駅や東京の京成上野駅などで降りられます。

——そういうことだったんですね。ということは、帰りの運転士が成田空港交通の方になっているということも。

いえ、お互いに自社のバスと運転士で運行しています。向こうを夜に出て、朝到着するのですが、こちらの営業所で休憩して頂くんです。そういう宿泊施設というのも営業所の方には完備しておりまして。お互い、和歌山バスが向こうに行っても、休憩場所といいますか宿泊施設はご用意して頂いております。

——そういったことは、あまり想像できなかったのですが、おもしろい交流ですね。

高速バスや夜行バスを運行されている事業社は、ほぼそういうかたちで、お互いの起点終点の近くにバスの駐車場と運転士の休憩場所や仮眠室を確保しています。

和歌山市雑賀崎地区は、イタリアの景勝地「アマルフィ」とソックリだと話題となっています。
車窓から見る階段上に広がる家並みの景観は感動的。

——話は変わりますが、和歌山バスさんの特長を一言で表すとすると、どういうことが言えますでしょう?

そうですね。なかなか一言でというのは難しいですが、和歌山バスの路線の成り立ちをご説明しますと、和歌山市には昔から南海和歌山市駅、JR和歌山駅という街の玄関口になる2つの鉄道駅が離れて存在していまして、昔はバスだけでなくチンチン電車も両駅から走っていました。そのチンチン電車も当社の本社がある和歌浦口まで、ずーっと国道沿いを走って来ていたのですが、チンチン電車が昭和46年になくなりまして、バスに一元化することになったんです。そうして、旧路面電車を引き継いだルートが概ねメイン路線となるバスが運行することになりました。そのひとつで海岸沿いを走る雑賀崎循環線は、日本のアマルフィとも呼ばれて人気の高まっている漁師町「雑賀崎」を通る路線で、漁港を見下ろすように山の斜面にびっしりと家屋が建ち並んでいる風景を車窓から望むことが出来ます。市街地からわずか20から30分でこういった景色を車窓から見られるのも和歌山バスの特色と言えるかも知れません。

——町で暮らす日常の中にそういった自然の景色が、わりとすぐの距離で見られるというのは、確かにいい特長ですね。


うちの社局はココが自慢!

前回は、地理的な特長や夜行高速バスが東京方面に向けて連日走っていることなどを聞きました。今回は和歌山バスの売りのひとつ夜行高速バスについて、詳しく聞いています。

——改めて、夜行高速バスの車体についての話をさせてもらえればと思いますが、この夜行高速バスのプレミアムシートは、どのくらい快適なのでしょうか?

そうですね。フルフラットまでにはいかないんですけども、それに近いところまで倒れます。

——それは、随分快適な感じがします。

そうですね。ゆったり過ごして頂けます(笑)。

——横に壁があるんですよね、プレミアムシートは。

そうですね、カーテンで閉めるんですけども、ほぼ個室状態にはなります。

和歌山バスの「サウスウェーブ・アゼリア」に設置されているプレミアムシート。料金は、通常の運賃にプラス1,000円とお得。夜行高速バスの中でも、国内最大の占有スペースと言っても過言ではない!?

——ちなみにこのプレミアムシートというのは一車両にいくつあるんですか?

一車両に二席で、その車両というのは一台だけになってます。

——凄くレアですね! その点でもプレミアム感あります。出会ったら乗っておかないと損なくらいです。

そうですね(笑)。

——ということは、共同運行ですので一度千葉に行くと2、3日プレミアムシートはないってことですかね?

そんなことはありません。発車し、到着したその夜にはそのバスでまた戻ってくるので、2、3日ということはありません。

——なるほど。値段も普通のシートに1,000円プラスなどで、使いやすそうです。

ですので、プレミアムシートのバスで運行するのかどうかという問い合せをたくさんいただきます。どのバスがそのバスなのかは、確認していただくかたちにはなり、ちょっとご不便かけるんですが。そのへんはご容赦いただいております。

——ちなみに、普通の三列シートの方はどのくらい背もたれが倒れますか?

プレミアムシートまでは行きませんが、後方の方に支障ない程度のリクライニングが出来るように設計はしておりますので、こちらも快適にご利用いただけると思います。

こちらが一般的な3列シートの車内。仕切りはすべてカーテンですが、背もたれはゆったり寝られるくらいに倒せる。

——座席以外には、付帯するサービスはありますか?

膝掛けですとか、あとはカーテンとかコンセント、プラズマクラスター搭載の空気清浄器が付いているのですが、これはあくまで和歌山バスでのサービスになりますので、共同運行会社の車体ですとまた違ってきます。

——ない車体もあるってことですね。

そうですね。


バスまつりではココに注目!

2017年9月17日のバスまつりは台風の影響で中止となりましたが、当日販売予定のグッズ紹介についても引き続き掲載いたします。

いよいよ、バスまつりも今週末に開催。そこで今回は、バスまつりの目玉商品やバスまつりに参加して感じたことやバスまつりにかける意気込みを聞いてみました。

——最後にバスまつりの話を少し聞かせてください。今年のバスまつりは、どんなものを出品されますか?

まず、バスの方向幕と言いまして、バスの正面に行き先を書いているようなものです。今は電照式、LEDが主流になってきているんですけども、そうなる前に使っていたものです。薄いシートに行き先が書いてあるんです。それを、廃品というかたちで販売させて頂いております。ほかには、つり革や、運賃がいくらかを表記していた運賃表示器。こちらも現在、液晶画面に切り替わってきておりまして。字が大きくなってきたりですとか、車内の事故防止の広告を入れたりですとか、いろんなことができるということで、切り替わりました。

こちらが方向幕と運賃表示器。そして、和歌山バスでは毎回完売する、つり革。つり革はファミリー層がよく買っていかれるとのこと。

——けっこういろいろありますよね。

そうなんですよ。いろいろありまして、その中でもやっぱりそういった物を要望されるコアなファンの方が多くなってきています。方向幕は割と好まれてニーズが高いものだと思います。

——けっこう売れるんですね。

はい。捨てずに、バスまつりに持っていくというのが今は当たり前になっています(笑)。

——ちなみにこんな物までニーズがあるのか!と驚いた物はありますか?

乗車時に取ってもらう整理券があるんですが、それを発行する整理券発行機ですかね。最初は、電源コードがついていないものを持っていったのですが、全然売れず。ところが、そのコード付きのものを持っていったらぜんぶ売れまして(笑)。

——何につかうんでしょうね(笑)。

私どもも「何に使うんだろう?」というその一言につきるんですけども。おもしろいことで、どういうものにニーズがあるのかまったく手探りというか。なので、整備工場では、使わなくなったものについては端から端まで、一旦キープしておくようなかたちで。

——そこで、好まれるものを見定める、と。それは、ちょっとした楽しみになりますね。

そうなんです。わりと未知の世界で。どんなものに価値があるのかなってことで、楽しませていただいています。

——ほかにも、廃棄品だけではなく手作りグッズも作られているそうですが。

たいそうな物じゃないんですが、写真が好きな従業員が当時作成しておりまして、社員が撮影したバスの景色をまとめたアルバムのようなものがあります。
※今回の記事に使われている和歌山の観光名所を走る和歌山バスの写真は、すべてこのアルバムから。

こちらは、机に飾っておける和歌山バスのペーパークラフト。こちらももちろん和歌山バスのオリジナル。

——実際にそこに行けば楽しめる風景があるっていうのはね。その地域の紹介にもなるのでいいですね。

そうです。同じ場所に来て頂けたらいいなあというようなイメージです。

——最後に、今年のバスまつりでこんなことが楽しみ、または、目標の様なものがあれば、教えていただきたいのですが。

地元に密着したなにかができたらいいなあというざっくりとした感情をもちながら、今回参加させていただいています。今回のバスまつりは、私が参加する二回目ということなので、前回の第10回でできなかったことを出来たらいいなとも思っています。今回の会場は、サッカー場、ラグビー場もありますので、そのことを知ってもらえるような、つまり、場の特性も知ってもらえるようなことができればと思っています。

——なるほど。バスの展示をしているだけじゃなく、ここはこういう場所だっていうのも紹介しつつ、イベントをやっていきたいってことですね。

そうですね。もう一度この場所に来ていただけるような仕組みができたらなあと思っています。

和歌山バス
http://www.wakayamabus.co.jp

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