スルッとKANSAIおでかけ情報誌 Asobon!web

社局のお仕事 -バスまつり特別編-

社局のお仕事 -バスまつり特別編- 阪急バス
  • 阪急バス

阪急バスって、どんな社局?

2017年7月24日に創立90周年を迎えた阪急バス。昨年は、創立90周年記念ラッピングバスの運行など様々な創立90周年記念事業が実施され、記念イヤーの中でのバスまつり。残念ながら中止となってしまいましたが、新たな年度を迎え、改めてバスまつりのことを中心に阪急バスについて、そして、今回のバスまつりへの意気込みを阪急バス自動車事業部業務課 堀さんに伺ってみました。

——はじめに、阪急バスというとかなり広域なエリアを走られている印象があるのですが、実際、路線バスで言うとどの程度のエリアを走られているのでしょうか?

堀さん「府県では大阪、兵庫、京都になります。大阪・兵庫の北摂エリア一帯と、阪神エリア、京都の長岡京市や向日市、今回バスまつりが開催される京都市も一部運行エリア内です」

——やはり随分広いエリアですよね。これは、阪急電車の路線に合わせてバスも走っている、と?

堀さん「基本的には、そうですね」

——エリアも当初から広域だったんですか?

堀さん「徐々に増えていったという感じですね」

——なるほど。ちなみに、これだけ広域だとかなりのバスの台数が必要でしょうね?

堀さん「弊社には一般、高速など色々車両がありますが、皆様の生活の足として動いている乗合バスでいうと、大体890台弱ありますね。ちなみに、高速や貸切の車両も合わせると、1,000台前後の車両数となります」

阪急バス公式ウェブより。黄色のラインが引かれているところすべて、阪急バスが停車する駅。東西は、これでもおさまりきらず。流石に広い。

——やはり多いですね! これだけの規模というのは、なかなか全国でも珍しいと思います。ちなみに、車体の塗装はずっとこの色でしょうか?

堀さん「そうですね。正直な話、この色になった経緯を知っているものがもう会社にいないくらいで。」

——ずいぶん前からこの色ということですが、これ以前の色というのは?

堀さん「基本的にはほぼずっとこの色だったのですが、1960年代は、現在の車両ボディの青い部分がメインのカラーでした。もともとボンネットがあるようなバスだったのですが、そのボンネットに差し色みたいなかたちで現在のメインカラーであるベージュが入っていました。それ以降は、ほぼこの感じの色になります」

——阪急は、鉄道もそうですが、色をあんまり変えないという社風(?)がありますね。

堀さん「あまり色の変更はしていないのですが、現在、違う色で運行しているのが実はあります。ハイブリッドバスで、白がメインカラーになっています。通常の車両はメインカラーのベージュに赤と青と白(トリコロール)でラインを引いているのですが、ハイブリッドバスは白がメインカラーになっていますので、3色の白の代わりにベージュのラインを入れています。阪急バスの一般路線ではベージュがメインカラーのバスと白がメインカラーのバスが走っていますね」

——白い方はハイブリッドなんですね。その他、違うカラーのものもありますか?

堀さん「高速バスタイプの車両も車体の色が違い、白ベースに、黒とマルーンカラーのラインが入った塗装になっております。車両についても60両くらいありますね」

——なかなかの数ですね。もはや地域の交通手段という領域ではないような。

堀さん「阪急バスの企業理念で、理想像として「人とまちに優しい阪急バス」と掲げておりますが、府県をまたいでエリアがありますので、小さな地域というよりももう少し広い意味での社会のための交通手段である、ということが言えるかも知れません」

——なるほど。エリアが広域になれば、同じ交通手段でも役割がかわる部分があるということですね。


うちの社局はココが自慢!

営業エリアが全国的に見ても広域なバス会社である阪急バス。そんなお話から現在、走行中のバスの種類について話して頂いた前回。続きは、安全運転についての話です。オリジナルの方法で安全運転教習をおこなっているそうですよ。

——引き続きバスの話をお聞きしたいのですが、阪急バスには、教習用の特別バスがあるとお聞きましたが。

堀さん「はい、教習車は合計10両弱あるのですが、それとは別に教習用の特別なバスが1両だけあります」

——それはどういった車両になるのでしょうか?

堀さん「正式名称は、安全運転訓練車と呼びまして、2007年12月に導入されました。10台のドライブレコーダーで同時に録画し自身の運転操作映像を教官と共に振り返り安全運転教習や運転習熟訓練を行ったり、モバイル型アイマークレコーダーEMR-9を搭載して、目の動きを録画し、注視ポイント等の指導を受けたり、車内に設置されたメスシリンダー装置を作動させ、走行中の燃料消費を可視化し省燃費運転テクニックを学んだり、そういった訓練を一通りできるようにしています」

こちらが、安全運転訓練車。外観は、ほかの阪急バスとかわらないけれども中には、指導員が運転を見守れる席が合ったり、指導員が運転士に対して、注意力をテストできたりとさまざまな設備が。

——これがあることによって随分安全やエコの向上につながっている、と?

堀さん「乗務員はかなり意識すると思いますので」

——なるほど。運転できるようにする訓練ではなく、より安全により環境への配慮をということを意識付けするってことですか。

堀さん「そうですね。営業所単位で燃費率の向上を表彰していますので、環境に対する意識は高いのかなと思います」

——「今月はこの営業所がトップでした」というように発表をすると?

堀さん「はい。一定期間を定めて、この営業所がこれだけ少なかったです、や前回に比べて割合的にこれだけ少なくなりましたというようなかたちで表彰させてもらっています」

——そういう取り組みをして、意識付けをしているということですね。この訓練車ですが、機械操作でいわゆる特殊車両というようなところを感じさせる一方で、後ろの扉から手を出しているのを再現するものは、非常に手作り感を感じさせます。また、乗客のおばあさんの顔を描かれているのも親近感が湧きますね。

上記2つが訓練車の車内にある装備。閉める際に後部ドアに手を挟む恐れのひとがいないかなど注意して見る必要があるため、簡易的だけれどもこういったものを用意して、常に気を使う訓練を行っていこうという意識の現れ。

堀さん「やはり、お客様が乗ったことを確認するであったり、ちゃんと座ってから発車するという基本的なことを学べるというのは大きいと思います。ここまでいろいろ付いている訓練車は他社ではないんじゃないかと思います。乗務員が安全で環境に優しい運転を行なえるよう、安全運転訓練車という特殊なバスを導入して乗務員教習を行っているのです。」


バスまつりではココに注目!

2018年9月30日のバスまつりは台風の影響で中止となりましたが、当日販売予定のグッズ紹介についても引き続き掲載いたします。

いよいよ、バスまつりも今月末開催。そこで今回は、バスまつりの目玉商品やバスまつりに参加して感じたことやバスまつりにかける意気込みを聞いてみました。

——昨年は悪天候の影響で中止となってしまい、阪急バス創立90周年記念グッズの発売に文字通り水をさされた形になりましたが、今年は、どんなものを出品されますでしょうか?

堀さん「はい。昨年、阪急バスの創立90周年を記念し製作した、通常のバスとハイブリッドバスのバスコレクション2台セットを販売予定です。手のひらサイズの精巧な模型で、どちらかというとバスファン向けの商品ですね。実際、見てもらうとその精巧さが分かるので、バスファンの方には喜んでもらえるんじゃないかなと思います」

——出るんですね! 昨年だけかと思っていました。これは喜ばれる方も多いのではないでしょうか?

堀さん「そうですね。この機会にぜひご購入いただければと思います。バスコレクションは通常であれば、模型を作っているメーカーさんからの依頼で製作されるので、市販されていることが多いのですが、この商品は、弊社オリジナルとして製作しましたので、市販もされていません」

——阪急のネット通販などは?

堀さん「ネット通販なども今のところ行なっておらず、阪急バスが参加するイベント会場でのみの販売となっております。ですので、今回のバスまつりのように、遠方から来られるお客様が多くいらっしゃるイベントで、この商品を手に取っていただける機会があるのは嬉しい限りです」

阪急の主力車両、エアロスターと新路線バスのハイブリッド車の2台がセットになった阪急バスオリジナルバスセット。取り外せるホイルカバー付き。

——かなり貴重ですね。

堀さん「大人気商品ですので、当日の売り切れにはご注意いただく必要があります…。お早目に阪急バスブースへお立ち寄りいただければと思います!」

——売り切れる前に手に入れておきたいですね。ちなみに、過去のバスまつりで印象深い出来事はありますでしょうか?

堀さん「やはりバスの廃品の人気が高いので、驚きますね。方向幕、停留所の丸い円板などが人気です」

阪急オリジナルのマスキングテープ。朝から夜までの風景がグラデーションになっていて、一般の路線バス、夜行高速バスなどが運行している様子が描かれている。こちらも定番の人気商品。

方向幕を模したその名も方向幕タオル。自分の利用している路線の幕もあるかも!

——定番ものという感じなのでしょうか。さて、最後に今回のバスまつりに向けて、意気込みをお願いします!

堀さん「はい、今回のバスまつりでは、展示車両として三菱ふそうの「ネオロイヤルSD-Ⅱ」という車両を展示予定です」

——それはどういった車両なのでしょうか?

堀さん「なかなか、バスファン以外の方はわからないんじゃないかなと思いますが、ボディを西日本車体工業(通称:西工)という会社が製造しておりまして、三菱ふそうの車両で西日本車体工業のボディという、阪急バスの高速バス全盛期の面影を残す、最後のモデルとなっております。阪急バスのファンの方だけでなく、全国のバスファンの方が注目されているのではないでしょうか」

——レアな車両なんですね。

堀さん「そうですね。この車両も、もう廃車が間近に迫っておりますので、バスまつりの際に、ぜひ見ていただければと思います」

——バスファンの方は大喜びですね。

堀さん「はい。また、販売グッズの方も、先ほど紹介した以外にも、昨年の創立90周年記念にあわせて、たくさん増えていますので、ぜひ、お立ち寄りいただければと思います!」

阪急バス
https://www.hankyubus.co.jp

他の記事を見る

※五十音順

記事一覧はこちら